a:b という比の、比の値は、分数であらわされる。
a:b の前項 a と後項 b に同じ数を掛けても比の値は変わらない。
a:b の前項 a と後項 b が同じ数で割り切れるとき、前項 a と後項 b を同じ数で割っても比の値は変わらない。
a:b と c:d が同じとき比の値は同じ(a:b = c:d)になる。
たとえば、2:3 という比の、前項(2) と後項(3) に 4 を掛けると 8:12 になる。前項(2) と後項(3) に同じ数(4)を掛けたので、2:3 = 8:12 となる。
2:3 という比の、比の値はになる。8:12 という比の、比の値はになる。を 4 で倍分するとになる。比の値が同じなので、2:3 = 8:12 となる。
また、8:12 という比の、前項(8) と後項(12) を 4 で割ると 2:3 になる。前項(8) と後項(12) を同じ数(4)で割ったので、8:12 = 2:3 となる。
8:12 という比の、比の値はになる。2:3 という比の、比の値はになる。を 4 で約分するとになる。比の値が同じなので、8:12 = 2:3 となる。