丿乀庵【へつぽつあん】

へっぽこプログラマーの覚え書き

AKBリクアワ2018の結果と場合の数と確率(20)

≪平山氏の記事の疑問点(8)≫

平山氏の記事の冒頭に以下のように書かれていますが、ベスト10まで検討していたものを、ベスト14までに拡充したのは何故なのでしょうか。

論文「NGT48問題・第四者による検討結果報告」110ページ【ⅲ】2018年リクアワにおけるNGTの「大躍進」冒頭から112ページ5行目「あると断定してよいだろう。」までを以下のように更新します(ベスト10まで検討していたものを、ベスト14までに拡充しました)。


≪ベスト10、ベスト12、ベスト14と確率を調べる対象範囲が変わったときの確率≫

前回説明したように、同じような条件でも、ベスト10・ベスト12・ベスト14を対象にしたとき、それぞれ起こる確率は異なります。

ベスト10で●○❸○●○●○●○という条件を満たす確率より、ベスト14で●○❸○●○●○●○●○●○というという条件を満たす確率のほうが低くなりました。

ある結果が起こる確率は、根元事象が起こる確率の倍数なので、根元事象が起こる確率が低くなると、ある結果が起こる確率も低くなってもおかしくありません。(ある結果が起こる確率が高くなることもあります)

ここで、冒頭の疑問について考えてみます。ベスト10まで検討していたものを、ベスト14までに拡充したのは何故なのか。平山氏はベスト10で●○❸○●○●○●○になる確率より、ベスト14で●○❸○●○●○●○●○●○になる確率が低くなることが事前にわかっていたのではないか。NGTの曲が上位にランクインする可能性がいかに低いかを示すために、ベスト14までに拡充したのではないか。そう考えることもできそうです。

しかし、平山氏が妥当な順位だと考えているはずの順位になる確率も同様に低くなっていることにも注意が必要だと思います。たとえば、ベスト10で○○○○⑦●●●●●になる確率よりも、ベスト14で○○○○○○⑦●●●●●●●になる確率のほうが低くなります。


以下の記事に続きます。
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