今回は、全ての既約分数の計算結果が異なることを証明するための前提知識になる分数の性質について考える。
がより大きい任意の整数のとき分数 には以下の性質がある。
① のとき、計算結果はより大きい。
例)
② のとき、計算結果は。
例)
③ のとき、計算結果はより小さい。
例)
④分母の数が同じで、分子の数が異なる分数の計算結果は全て異なるものになる。
例)
⑤分子の数が同じで、分母の数が異なる分数の計算結果は全て異なるものになる。
例)
⑥計算結果が同じ分数は、分母の数が小さくなると、分子の数も小さくなる。
例)
⑦計算結果が同じ分数は、分母の数が大きくなると、分子の数も大きくなる。
例)