丿乀庵【へつぽつあん】

へっぽこプログラマーの覚え書き

分数の割り算と通分(その1)

分数の割り算は、なぜ、割る数をひっくり返して掛けるのか。「「分数の割り算はなぜひっくり返してかけるのか?その理由を説明する3つの教え方【逆数をかける理由】 | アタリマエ!」のサイトなどで説明されているようにいろいろな考え方があるようです。

上記のサイトに出ていない方法で、分数の割り算のイメージがしやすくて、簡単に計算できる方法があります。それは割られる数と割る数を通分して分母を消すという方法です。

それだけで、割る数をひっくり返して掛けたときと同じ計算をすることができます。

詳しい説明は後回しにして、まずはポイントだけを説明します。


 \frac{2}{3} \div \frac{4}{5} の計算方法を例に説明します。計算方法は次の通りです。

 \frac{2}{3} \div \frac{4}{5}
…通分する。
 =\frac{2 \times 5}{3 \times 5} \div \frac{4 \times 3}{5 \times  3}

 =\frac{10}{15} \div \frac{12}{15}
…割られる数と割る数に、分母と同じ数を掛けて分母を消す。
 ={\frac{10 \times 15}{15}} \div {\frac{12 \times 15}{15}}

 ={10} \div {12}
…割り算を分数にして答を求める。
 ={\frac{10}{12}}

理屈を抜きにすれば、割られる数と割る数を通分したあとで、分母を消して分子の計算だけを取り出せば、答を求めることができます。